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「偶然は必然」


私はそう考えています。

私の「偶然」はほぼ毎日あります。

今、これをしていなかったら、こんな偶然に出会わなかったということがよくあります。

私はなにかこういうことを見させてもらっているのだなと思っています。


そしてつい先ほどまたありました。


今日は堀江貴文さんの「ゼロ」を読んでいました。

まだ冒頭のところで彼の生い立ちが書かれている部分です。

そこでハッとしました。


彼が初めて親に買ってもらったパソコンと私が親に買ってもらったパソコンが同じだったのです。


ホリエモンと私は年齢は1つ違い。

場所は全く違いますが、時代背景はほぼ一緒です。


私の母は、とても先見の明がある人で、好奇心を伸ばすためならといろいろ買ってくれました。


たしか小学校6年生の時です。日立MSXパソコン「H2」を新品の時に買ってくれたのです。

そのPCがホリエモンと同じでした。


当然、私にはPCが何かをわかっておらず、ディスプレイとキーボード。これで何かをするんだなという程度でした。


私はその前から「キーボード」系が好きでした。

電卓やスーパーのレジ、タイプライターまで規則的に文字やアルファベット、記号が並んでいるものが好きでした。そしてそれを押すと画面にその文字が出てくる仕組みも好きでした。将来は、スーパーのレジ打ちになりたいと思ったほどです。(笑)


PCの初期設定から全て自分がやりました。わからないことはコールセンターに電話をして調べ、「そういうことか!」と感動したこともあります。


そして私はキーボードを打つことに夢中になりました。

当時の言語は、「BASIC」で基礎の本が売っており、その本をもとに簡単なゲームや音楽を作ったり、色塗りのプログラムを作ったりしていました。


PCは私にとって夢のような箱でした。とにかく楽しかった。


ゲームも好きだったので、PCでできるゲームが付録についている本も買いました。

ゲームが欲しくて懸賞に応募し、2か月連続でゲームが当たったこともありました。

当時を考えると女の子がPCをいじるというのは少なかったのだと思います。

だから出版会社も選んでくれたのかなと推測しています。


母の選択は正しかったと思います。

弟より私のほうが夢中になったのでした。


PCやゲーム好きは今にもつながっています。



私は理科や科学、実験が大好きでした。

小学生の頃は顕微鏡を買ってくれて、それにも夢中でした。

母が出かけていた日に、家の中のあらゆるものを顕微鏡で見ました。

とくにおもしろかったのは毛糸などの繊維。

肉眼でみるものと顕微鏡で見る世界がまるで違うことに感動しました。

大きく拡大するとこんなふうになっているんだ!

感動の連続でした。

顕微鏡も弟より私のほうが熱心でした。


高校に行った時に私の科学の成績はガタ落ちするのですが、中学生まではとてもいい成績でした。模擬試験でも理科の偏差値は70越えはあたり前で、最高で76をとったことがあります。

そんなこともあって学校から2名しか行けない区内中学合同理科学習にも参加させてもらえました。その実験も楽しいものばかりでした。化石を薬品を使って洗い出してみたり、血液反応がわかる実験など、日頃の中学でもかなり実験はさせてもらえましたが、それを超えてさらに興味深い実験でした。


将来は、臨床検査技師になることも憧れていました。

試験管やビーカー、ピペットに囲まれた場所で働いてみたいなと考えていました。

薬剤師も憧れていましたね。


最終的には看護師の道を歩みます。

金銭的な理由もありましたが、最後は人とかかわりたいなと思い選択しました。


今回は昔の自分を思い出し書いてみました。

私は、「運」を大事にしています。

自身がこれまでも「運」に助けられたことが何度もあったから。

そして「運」をもっている人を会社でたくさん見てきたからです。


目に見えない、形ではないものです。

そもそも人間が生きていること自体、メカニズムとしてすごいことなんです。

とくに「脳」はすごいことをやってのける。

これだけ研究が進んでいる今でも脳は解明されていないことがたくさんありますね。


以前には、「引き寄せの法則」もはやりました。

当時、私も本を読んでいましたが半信半疑でした。

「本当かな?」と。


でも今、自分に少し心の余裕ができて振り返った時に運の存在は不可欠でした。

運が無ければ、とうてい今の自分にはなっていません。


私は、運をもつために必要なことは、「凡事徹底」だと考えています。

あいさつだったり、感謝の気持ちだったり。

ほんのささいなことですが、明るい気持ちで伝えていったりすることが大事だと考えています。


神様は不機嫌な人には寄りつきません。

周囲に良い何かを与える人が好きです。


余談になりますが、神様は時に試練を与えます。

小さなことから大きなことまで。

「え?!こんな時に」

と不意にやってくる時があります。

試練から逃げることでラクになると思う方もいらっしゃいますが、

私は試練とは立ち向かったほうが良いと考えています。


なぜなら、それが成長のチャンスだからです。

成功であれ失敗であれ、多くのことを学びます。

失敗もとらえ方次第です。

失敗を糧にするか、再チャレンジするか。

言うなれば、ある意味、失敗も成功と私はとらえています。


凡事徹底に補足すると「行動」、「行動量」です。

行動することによって運をどんどん味方にすることができます。


研究によると人は、0.84回であきらめてしまうそうです。

1回にも達していないということは、やる前にあきらめてしまっているということです。


1回もトライしていなければ、当然、結果は出ないわけで。


まずは「やってみる」ということが、それだけハードルが高いのですね。

逆に言えば、1回でもやってみたら平均から抜け出せるということです。


1回だったらできそうな気がしませんか?


まずは、主体的に「1回やってみる」ということがとても重要です。


ほんのささいなことでも、1回。


これを積み上げていけば、ものすごい数になります。足し算です。


こうして自身のフィールドを広げていくことが大切だと思っています。

この根拠は研究データで実証されています。


成功するために必要な2つのこと。

さて何でしょうか?


答えは、「強み」と「環境」です。


実は、自分の強みを見つけることはとても難しいんです。


自分が人よりサクサクできていることを見つけることは難しいです。

灯台下暗し。


自分の強みを見つけるワークをお伝えします。


日頃の仕事には、いろんなタスクがありますね。

作業系(作業の中でもいろいろ)、創造系、マネジメント、教育、効率化、検討、図式化などなど。


毎日の TO DOリストを作成されている方は多いと思います。

そして消し込んでいきますよね。


そのタスクを何系かに分類してしばらく続けていきます。

中にはなかなか進まないタスクもあります。


そのタスクの中でスムーズにこなせることが、あなたの適性です。強みです。

こうして探っていくことができます。


またふだん人からほめられる内容も強みです。

周囲の人は、あなたは〇〇が得意な人と捉えています。


こうして強みを見つけていき、さらに伸ばしていきましょう。



環境は、「自分がおかれている環境」です。

私は会社員時代の時、とても窮屈さを感じていました。

「ダメ出し」もしょっちゅうでした。

職場は前例に習うことが多く、少しでもズレているとNGでした。

叩かれまくっていましたね (^^;


そこで退職を考えました。

20年勤めたので区切りも良いと思い。

また年齢的にも「今かな。」と思いました。


介護もあったので、今から考えてもとても良いタイミングだったと思っています。


別の会社に勤務することも考えましたが、どうも自分の気持ちとはマッチせず。。。


以前、独立も考えたこともあったので、結果、独立することにしました。


「環境」を選択しました。


まだまだこれからですが、今の環境が水に合っていると思っています。


私が師匠に言われた強みは、「教えること」でした。

言われた時は意外でした。んー、そうかな?と。

しかし、それから思い返してみると、職場で、

「説明がわかりやすい」

「教えるのが上手」

言われていました。(完全に忘れていました。)


アルバイト時代には、塾の講師や家庭教師もやっていました。


「これだ!!」

と思いました。


本当にまだまだこれからですが、自分がこれまでにインプットしてきたことを体系化してアウトプットしていき伝えていくことが、今のフェーズだと思っています。


さらには、もっともっと人を育てていきたいと思っています。

自分のアウトプットをどんどん人に盗んで欲しいです。(笑)


盗みたい人は、ぜひお越しくださいませ。(^^)/

私は出し惜しみしません。(笑)

バンバン伝えていきます。

ルールのバーと目標はまったく別なので、2つを連動させる必要はありません。


目標を成しとげながら、本当の意味で充足し、心地よい毎日を送るためには、

「目標は高く、ルールのバーは低く」というのが原則です。


目標とルールのバーの差が広がれば広がるほど、その目標に達するまでのプロセスはすべて幸せに感じられます。


その差こそが「幸せの幅」です。

その幅が広いほど目標までの道のりは楽しくなり、人生における幸せな時間は長くなるのです。


ルールブックに「完璧でなければならない」と書いている人は、常に苦しい人生を歩むことになっていまいます。いってみれば、幸せの最大の敵は完璧主義だということです。


いちばん苦しんでいるのは、目標もルールも高く設定してしまったまじめな人たちだと思います。


いたずらにルールのバーを高くしてしまうと、目標を達成することに人生をしばられてしまいます。

でも、目標は「今」を輝かせるために道具にすぎません。

あなたの人生の主役は目標ではなく、あなた自身なのです。

人はそれぞれ、心の中に

「こうでなくてはならない」

「こうであるのが当たり前だ」

という思い込みから作られたルールブックを持っています。


人は自分のルールが唯一絶対のものだと勘違いし、他人の頭にも自分と同じルールがインストールされていると思ってしまいがちです。


人が幸せを感じるか不幸せを感じるかは、そのルールが決めています。


あまりにもきびしいルールを持っている人は、そのルールにしばられて、幸せを感じられなくなってしまうのです。


幸せな人生を歩むためには、自分のルールブックを「幸せになりやすいルール」で埋めつくしていくことが必要です。

「幸せになりやすいルール」を作るのにはコツがあります。

それはルールの主人公を自分にするということです。


自分が主体になっているルールが多ければ多いほど、人はその結果を自分でコントロールでき、その結果、幸せも手に入りやすくなります。

あなたにとって、「幸せな人生」、「充実した人生」とはいったいどんな人生でしょうか?

イメージしてみてください。


人は人生というものを考えるとき、「結果」ばかりに目を向けてしまいがちです。

でも実際には、どんな結果を手に入れたかではなく、どんなふうに生きてきたかが人生の質を決めるのではないでしょうか。


人生において、夢をかなえる瞬間というのはほんの一瞬だけです。

人生の9割以上は、夢に向かって行動している時間なのですから、過去のいやな出来事などにとらわれていたりすると、その9割以上の時間の質を落としてしまうことになります。


「目標に向かっているとき」の感情をコントロールし、ポジティブな感情で過ごすことで、あなたの人生はすばらしく豊かなものになるのです。


まず目の前にあることをきちんとできるかどうかが大切です。

「神は細部に宿る」、「凡事徹底」などといいますが、当たり前のこと、些細なことを前向きにきちんとこなすことこそ、人生において大事なことです。


楽しみながら凡事に取り組んでこそ、人生の質が高まり、あなたの本当の人生が開けたことになるのです。

誰でも、デーモンと戦っている最中は、明るい未来を見ることができずに苦しみます。

でも、それを乗りこえたあとの自分が大きく成長するとわかれば、かならず未来に希望が持てるに違いありません。

希望を持つことができれば、その行動も変わってくるでしょう。


デーモンは、成長するタイミングを教えてくれるシグナルです。


誰でも大きな困難にぶつかって苦しみたくはありません。

できることならデーモンには会いたくない。

でも、デーモンは私たち自身のこれまでの行動や考え方が引き寄せていることを忘れてはいけません。


人には、越えられない壁はやってきません。



デーモンの大きさというのは、そのときどきで違います。

誰が見ても明らかに大きなデーモンということもあれば、ときにはその存在がわからないほど小さなデーモンの場合もあるでしょう。


1つ言えることは、デーモンと遭遇するまでのステージ4までのステップをおろそかにしているほど、デーモンは大きく強くなるということです。

乗りこえるためには、私たちは次の3つを省みなくてはなりません。


① 自分のあり方を省みる

まずはステージ1~4のあいだに自分のあり方・生き方には問題はなかったか、振り返ってみましょう。

あなたは自分でも気づかないうちに傲慢になったり、自分勝手になったりしていませんか?

もしかすると周囲の人たちへの態度に問題があったかもしれません。

誰も助けてくれなかったとしても、それはまわりの人が薄情なわけではありません。

それまでの自分が周囲の人に薄情だっただけなのです。

大きな壁を乗りこえるためには、まずは自分のあり方を改めること。

デーモンは、あなたのこれまでの態度を鏡に映し出し、教えてくれているのです。


② 夢のあり方を省みる

私たちが持っている夢が本物でなかった場合、いずれワクワクできなくなってしまうときが訪れてしまいます。

デーモンに出会い、なぜ自分がこの夢のためにここまでしなくてはいけないのか、という疑問がわいてきてしまったとすれば、それはあなたをもっと輝かせてくれる夢がほかにあることを教えてくれているのかもしれません。デーモンはその本当の夢に向かう準備が、すでにあたなにできていることを知らせてくれているのです。


③ 志(夢の動機)を省みる

自分が持っている夢が私利私欲に走ったものだと、いずれ気持ちがついてこなくなるときがやってきます。

ただし、それはその夢をあきらめろとか、ほかの夢に変更しろといっているわけではありません。

なぜ、その夢をめざしていたのかという動機を省みてみよう、といっているのです。

デーモンが訪れたということは、私利私欲のための動機ではなく、もっとまわりの人の幸せや世の中全体の利益などを考えた動機に改めるべきときがきたことを告げているのです。


デーモンとの遭遇は、これら3つのことに立ち返り、自分自身と夢について省みる機会が訪れたということ。ぜひ大きな成長の場ととらえたいものです。



ヒーローズ・ジャーニーの流れを理解できましたか?


この人生の法則から多くのことが学べます。
そして、私たち個々の人生をヒーローズ・ジャーニーに当てはめることで、自分の成長につなげることができるのです。
まず学べることは、誰にでも当てはまる人生のパターンを知っておくことで、目先の準備だけではなく、先の先まで読んだ準備をすることができる、ということです。


私は、このヒーローズ・ジャーニーを今年になって知りました。

「人生が、このようになっていたとは!」

とある意味、衝撃でした。


一方で、昨年の秋に、私はこの流れをなんとなく体得していました。

「デーモン」から「帰還」までの流れです。

私は、数年にわたり、「デーモン」と格闘していました。

「デーモン」に遭遇している最中は、

「もう明るい光なんてない」

と、思っていました。

しかし時間を経ていく中で、人生の先に小さな光が見え、やがてそれが少しずつ大きくなり、無事に帰還しました。

身をもって体得することができました。


デーモンの洗礼を受けたあとには自分が大きく成長できるステージ6が待っていることがわかっているので、あきらめずに希望をもつことができるはずです。
「ヒーローズ・ジャーニー」という人生のパターンに基づいて自分の現状を分析すれば、人生における自分の立ち位置を知ることができます。
そうすれば、次のステージに行くためにはこれから何が必要になるのかを知ることができます。
早めに情報収集したり、次の試練のために前もって努力をしたりできるわけです。
つまり、自分の人生のストーリー展開を知っておくことで、未来を大まかに予測することができるということです。


デーモンがあらわれたときは、「自分自身」や「夢との向き合い方」の真価が問われるときでもあります。

・自分にどれだけの実力が身についたのか

・夢への想いがどれだけのものなのか

・自分を助けてくれる人がどれだけいるか

・夢への意味づけは間違っていないか

・自分のためだけの夢を追っていないか

そんな、私たちの「あり方」がためされているときなのです。


デーモンは、足りないことがあることを教えてくれる最大のシグナルでもあります。

私たちは、足りなかったものに気づき、身につけていかなければデーモンに打ち勝つことはできません。

共通のシナリオ?どういうことでしょうか?


ここまでお伝えしてきた中で、これらのことをあなたは手に入れました。


① 目標をかならず達成できるようになる。
② その目標に対してラクに取り組み、楽しく達成できるようになる。
③ 達成しなくてはいけない目標を超えたところにある、本当にかなえたい夢を見つけることができる。


でもいくらこれらを使って目標を達成できても、人生に迷うときがかならず訪れます。

そして、多くの人はそんな局面に立たされると大きな不安を抱きます。


しかし、大きな不安を抱くときというのは、それまでの人生から、新しい人生に進むかどうかの選択をするときです。

ですが、それは真の成功者になるために通過する一場面ですから、心配はいりません。


実は、すべての成功者の人生は、共通する構造をもったシナリオからできています。


あなたは「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」という人生の法則をご存知でしょうか?

これはすべての人間の人生に共通するストーリー展開のパターンです。


そのストーリー展開とは以下のようなものです。


ステージ1「天命」: 使命が降りてくる
ステージ2「旅立ち」:不慣れな旅に出る
ステージ3「境界線」:スキル成長で問題解決力がつく
ステージ4「師匠(メンター)」:本当のあなたを教えてくれる人に出会う
ステージ5「デーモン」:宿敵に負け、人間力のないスキルは付け焼刃だと気づく
ステージ6「変容」:スキルではない本当の自分の力が身につく
ステージ7「課題終了」:デーモンを倒し、目的をはたす
ステージ8「帰還」:成長して故郷に帰る


実は、この法則は神話や映画だけではなく、私たちすべての人類の人生にあてはまるのです。
つまり、私たちはみんなそれぞれ「ヒーローズ・ジャーニー」という物語の主人公だということです。


あなたにも当てはまっていませんか?

これはロールプレイングゲームでも当てはまりますね。

私の人生は、これまで公私ともに「デーモン」がたくさんありました。


デーモンは仕事上のトラブルとは限りません。

身内の不幸だったり、自分の病気だったりということもあるでしょう。

旅を振り返ってみると、最初とはまったく違った自分に成長していることに気づくのです。


いかがですか?

あなたが今まで成功してきた事柄を思い返すと、ヒーローズ・ジャーニーで起こるべきことが起こっていたことに思い当たるでしょう。

私たちの人生は「ヒーローズ・ジャーニー」の物語の繰り返しで形成されているということなのです。





簡単に夢がかなう秘訣とは、何か。

それは計画の「振り返り方」にあるのです。

計画を立てることができたら、目標に向かってプロセスを踏んでいくわけですが、そのときに大切なのが「計画の振り返り」です。


PDCAを回していくわけですが、「振り返り」はおざなりになりがちですね。

会社でもほとんどそうでした。

「振り返る」時間が無く、その時には次のPDが走っていたりしました。


しかし、どうでしょう?

自身に関することであれば、「振り返り」が大事であれば、きちんと時間をとることが大切ですね。


多くの人が「振り返りは大事」ということを知っています。
ですが実は単に「大事」なだけではないのです。
この振り返り方次第で、夢がかなうかどうかが決まると言っても過言ではありません。


振り返りをおこたると、ギャップに気づくことが難しくなります。
計画を立てる意味は、ギャップに気づいて改善していくことでしたね。
「振り返り方」こそが、目標に近づくための大切なカギになるのです。


ギャップの受けとめ方の違いによって成長のしかたは大きく変わってきます。

理想的なギャップの受け取り方とは、学びと成長のシグナルとしてきちんと受けとめ、改善につなげていくというものです。ギャップからシグナルを受け取ったら、「振り返りのプロセス」を実行していきましょう。


ここからが重要です。


まずは、これまでにできたこと、よかった点を認めて、自分が「できたこと」に気づきます。

ここで大事なのは、最初に「できたこと」に目を向けてから、そのあとに改善点に目を向けることです。

そして、できなかったことやダメだったことの数よりも、できたことやよかったことの数を多くすることも大切です。


感情がネガティブになっていると、次はどうしたらいいかという改善案が出てきません。
かならず改善点を挙げる前に「できたこと」「成長したポイント」などをリストアップし、感情にスイッチを入れることが、振り返りのコツです。


まず自分ができたことを認めてあげると、自信がもどり、モチベーションも上がるのです。
人は、目の前に学ぶべきものがあったとしても、学ぼうという前向きな気持ちになっていなければ学べない生き物です。ですから、気持ちをポジティブにしておく必要があるのです。


そうしてよい感情を作ったら、いよいよ改善のプロセスに入ります。

このときに、気をつけるべきトラップがあります。それは「ミスのトラップ」です。

失敗したときに何のせいにするかによって、失敗を上手に改善につなげられるかそうでないかが変わるのです。


もっとも悪い例は自分の失敗を「環境」のせいにしてしまうことです。
これでは何も学べず成長できません。


その次に悪い例は「自分のせい」にするケースです。


「行動」は「あなた自身」ではありません。
あなたの望む結果が出なかったのは行動のせいであって、あなた自身のせいではありません。
「自分が悪かったんだ」と思い、反省したとしても、これはセルフイメージをいたずらに下げるだけで、成長にはつながりません。
うまく改善するには、自分の失敗を「行動」のせいにしなくてはいけないのです。


振り返りのポイントは、できなかったことを振り返るのではなく、これまでに気づいたことや学んだことを振り返ることです。

自分がこれまでにしてきた行動や考えを思い返し、その中の何にもっと力を入れ、何の力を抜くか、そして何を新たに取り入れ、何を切り捨てるのか、それを考えます。

「自分で」決定しなくてはなりません。


成長というのは「増やす」プロセスです。

何をする時間を増やし、何に対しての意識を増やすのかを決めなくてはならないのです。


目標を達成するために本当に大事なこととは、成長させなくてはいけないことを見きわめ、それを先延ばしにしない。その一方で大事ではないことをどんどん衰退させ、減らしていく。

そうすれば、1日の長さは変わらなくても、24時間の質を高めることはできるのです。


結局、自分をいちばん成長させてくれるのは、自分自身で立てた計画です。
私たちを磨き、成長させてくれるのは私たち自身でしかありません。
自分を成長させたいのなら計画とギャップを自分の味方につけることが、何より大切なことなのです。





今回は有効な2つの計画の立て方についてお伝えします。


① ビジョン・バラバラモデル

パズルのピースのように目標を分解してから計画を立てる方法です。


まずは大きな目標やずっと先に設定した目標を、いくつかの小さな目標に分けます。
そして小さな目標に対して、一段一段ステップを作っていきます。

大きな目標をこまかくバラバラにして「小さな目標」を作っていきます。

このとき、いきなり大きな目標に対してステップを作ろうとすると、あまりにも長いステップになってしまいます。道のりが途方もないものになってしまうと、人はやはりやる気を喪失してしまうものです。

また、いきなり大きな目標、ずっと先の目標の計画を立ててしまうと、モチベーションを継続させるのも難しくなりますし、どこで振り返ればいいのかもわからなくなってしまいます。

モチベーションという意味でも、振り返りという意味でも、小さな目標に分けてから計画を立てることが大切です。


② 問題解決モデル

2つ目は、

「ダメな理由を先に出す」という方法です。


計画を立てる前に、未来から批評家の視点に立って問題点を洗い出すのです。

「この目標が期日になっても達成されていないとしたら、どんな原因が考えられるだろうか?」

こう考えるといろいろな原因がありえることがわかります。


そしてこのとき、注意しなくてはいけないことが2つあります。


1つは、かならずその原因を過去形で考えることです。

「私はなまけものだから・・・」

「おれの知識が足りないからな・・・」

このように、「現在形」で原因を挙げてしまうと自分を落ち込ませてしまう原因になります。

この計画はまだ立ててもいないわけですから、今の自分には過失はないわけです。
ですから、未来から振り返って原因を考えることが大切です。
「このときはなまけものだったから、できなかった(けれど、今は違う)」
「あのときは知識が足りなかった(けれど、今は違う)」
というように原因を考えていってください。


そしてもう1つの注意点は、けっして「〇〇のせい」という言葉は使わないことです。
自分のせいにしてしまうと苦しいですし、人のせいにしてしまえば罪を押しつけているだけで、何も学べなくなってしまうからです。
「相手の機嫌が悪かったせい」ではなく、
「相手の機嫌をなおす手段を持っていなかったから」
というように、自分の「行動」を原因として考えます。


こうして、達成までのプロセスを振り返り、浮びあがってきた問題点を目標に変えるのです。
「怠慢」が原因だとしたら「着実に行動する」という目標を立てればいいです。
(実際には、手帳やEXCELにスケジュール表を作るといいでしょう。)


すると、今までは目標が達成できない理由として目の前に立ちふさがっていた壁が、自分が踏んでいくべきステップの1つへと変わっていくのです。


そして、どんな目標も、「できなかった理由」をつぶすことで、達成できるものです。


どんな立派な計画を立てても、かならず壁にぶつかるときが来ます。
でも、問題は壁が立ちふさがっていることではなく、壁があるから前へ進めないと考えてしまうことなのです。


生きているかぎり問題は起こるのですから、問題をなくすことがポイントなのではない、ということです。

それを乗りこえる方法をさがし、実際に行動していくことこそが大事なのです。