63.【実践!】 有効な2つの計画の立て方

今回は有効な2つの計画の立て方についてお伝えします。


① ビジョン・バラバラモデル

パズルのピースのように目標を分解してから計画を立てる方法です。


まずは大きな目標やずっと先に設定した目標を、いくつかの小さな目標に分けます。
そして小さな目標に対して、一段一段ステップを作っていきます。

大きな目標をこまかくバラバラにして「小さな目標」を作っていきます。

このとき、いきなり大きな目標に対してステップを作ろうとすると、あまりにも長いステップになってしまいます。道のりが途方もないものになってしまうと、人はやはりやる気を喪失してしまうものです。

また、いきなり大きな目標、ずっと先の目標の計画を立ててしまうと、モチベーションを継続させるのも難しくなりますし、どこで振り返ればいいのかもわからなくなってしまいます。

モチベーションという意味でも、振り返りという意味でも、小さな目標に分けてから計画を立てることが大切です。


② 問題解決モデル

2つ目は、

「ダメな理由を先に出す」という方法です。


計画を立てる前に、未来から批評家の視点に立って問題点を洗い出すのです。

「この目標が期日になっても達成されていないとしたら、どんな原因が考えられるだろうか?」

こう考えるといろいろな原因がありえることがわかります。


そしてこのとき、注意しなくてはいけないことが2つあります。


1つは、かならずその原因を過去形で考えることです。

「私はなまけものだから・・・」

「おれの知識が足りないからな・・・」

このように、「現在形」で原因を挙げてしまうと自分を落ち込ませてしまう原因になります。

この計画はまだ立ててもいないわけですから、今の自分には過失はないわけです。
ですから、未来から振り返って原因を考えることが大切です。
「このときはなまけものだったから、できなかった(けれど、今は違う)」
「あのときは知識が足りなかった(けれど、今は違う)」
というように原因を考えていってください。


そしてもう1つの注意点は、けっして「〇〇のせい」という言葉は使わないことです。
自分のせいにしてしまうと苦しいですし、人のせいにしてしまえば罪を押しつけているだけで、何も学べなくなってしまうからです。
「相手の機嫌が悪かったせい」ではなく、
「相手の機嫌をなおす手段を持っていなかったから」
というように、自分の「行動」を原因として考えます。


こうして、達成までのプロセスを振り返り、浮びあがってきた問題点を目標に変えるのです。
「怠慢」が原因だとしたら「着実に行動する」という目標を立てればいいです。
(実際には、手帳やEXCELにスケジュール表を作るといいでしょう。)


すると、今までは目標が達成できない理由として目の前に立ちふさがっていた壁が、自分が踏んでいくべきステップの1つへと変わっていくのです。


そして、どんな目標も、「できなかった理由」をつぶすことで、達成できるものです。


どんな立派な計画を立てても、かならず壁にぶつかるときが来ます。
でも、問題は壁が立ちふさがっていることではなく、壁があるから前へ進めないと考えてしまうことなのです。


生きているかぎり問題は起こるのですから、問題をなくすことがポイントなのではない、ということです。

それを乗りこえる方法をさがし、実際に行動していくことこそが大事なのです。



ライフワークアシスタントサービス

ライフワークアシスタント(LWA)の奥山景子と申します。 あなたが「大好きなこと」、「得意なこと」を再発見してみませんか?10年後の力強い未来を思い描けるようサポート致します。具体的にイメージすることで、思い描いた将来があなたのものとなります。 自身も「45才に起業する」と7,8年前に考えていたことが現実になりました。そのような経験を1人でも多くできるようアシストしていきます。

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