簡単に夢がかなう秘訣とは、何か。
それは計画の「振り返り方」にあるのです。
計画を立てることができたら、目標に向かってプロセスを踏んでいくわけですが、そのときに大切なのが「計画の振り返り」です。
PDCAを回していくわけですが、「振り返り」はおざなりになりがちですね。
会社でもほとんどそうでした。
「振り返る」時間が無く、その時には次のPDが走っていたりしました。
しかし、どうでしょう?
自身に関することであれば、「振り返り」が大事であれば、きちんと時間をとることが大切ですね。
多くの人が「振り返りは大事」ということを知っています。
ですが実は単に「大事」なだけではないのです。
この振り返り方次第で、夢がかなうかどうかが決まると言っても過言ではありません。
振り返りをおこたると、ギャップに気づくことが難しくなります。
計画を立てる意味は、ギャップに気づいて改善していくことでしたね。
「振り返り方」こそが、目標に近づくための大切なカギになるのです。
ギャップの受けとめ方の違いによって成長のしかたは大きく変わってきます。
理想的なギャップの受け取り方とは、学びと成長のシグナルとしてきちんと受けとめ、改善につなげていくというものです。ギャップからシグナルを受け取ったら、「振り返りのプロセス」を実行していきましょう。
ここからが重要です。
まずは、これまでにできたこと、よかった点を認めて、自分が「できたこと」に気づきます。
ここで大事なのは、最初に「できたこと」に目を向けてから、そのあとに改善点に目を向けることです。
そして、できなかったことやダメだったことの数よりも、できたことやよかったことの数を多くすることも大切です。
感情がネガティブになっていると、次はどうしたらいいかという改善案が出てきません。
かならず改善点を挙げる前に「できたこと」「成長したポイント」などをリストアップし、感情にスイッチを入れることが、振り返りのコツです。
まず自分ができたことを認めてあげると、自信がもどり、モチベーションも上がるのです。
人は、目の前に学ぶべきものがあったとしても、学ぼうという前向きな気持ちになっていなければ学べない生き物です。ですから、気持ちをポジティブにしておく必要があるのです。
そうしてよい感情を作ったら、いよいよ改善のプロセスに入ります。
このときに、気をつけるべきトラップがあります。それは「ミスのトラップ」です。
失敗したときに何のせいにするかによって、失敗を上手に改善につなげられるかそうでないかが変わるのです。
もっとも悪い例は自分の失敗を「環境」のせいにしてしまうことです。
これでは何も学べず成長できません。
その次に悪い例は「自分のせい」にするケースです。
「行動」は「あなた自身」ではありません。
あなたの望む結果が出なかったのは行動のせいであって、あなた自身のせいではありません。
「自分が悪かったんだ」と思い、反省したとしても、これはセルフイメージをいたずらに下げるだけで、成長にはつながりません。
うまく改善するには、自分の失敗を「行動」のせいにしなくてはいけないのです。
振り返りのポイントは、できなかったことを振り返るのではなく、これまでに気づいたことや学んだことを振り返ることです。
自分がこれまでにしてきた行動や考えを思い返し、その中の何にもっと力を入れ、何の力を抜くか、そして何を新たに取り入れ、何を切り捨てるのか、それを考えます。
「自分で」決定しなくてはなりません。
成長というのは「増やす」プロセスです。
何をする時間を増やし、何に対しての意識を増やすのかを決めなくてはならないのです。
目標を達成するために本当に大事なこととは、成長させなくてはいけないことを見きわめ、それを先延ばしにしない。その一方で大事ではないことをどんどん衰退させ、減らしていく。
そうすれば、1日の長さは変わらなくても、24時間の質を高めることはできるのです。
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