「行動する」ために必要なことの最終回です。
1つめは「直感」、2つめは「勇気」でしたね。
それでは3つめはなんでしょうか?
「手放す」ことです。
少し「勇気」に近い部分もあるのですがお伝えしていきますね。
なぜか?禅問答のようになってしまいますが、
「手放す」ことで、新しい「行動」ができるようになるからです。
「手放す」ことで、「行動する」ハードルが下がります。
「荷物」に例えてみます。
買い物をして、たくさんの荷物を持っていたら、次に買った時の荷物は持つことが難しくなりますね。持っていた荷物も新しい荷物も大きければなおさらです。
「脳」の仕組みもそうです。「脳」にいろいろなことがパンパンに詰まっていたら、新しいことを入れることが難しくなります。「脳」には便利な働きがあって「忘れる」ということがあります。忘れることで脳のメモリを空けていくのですね。
今回の「手放す」ということには、「過去」と「未来」の2つの側面があります。
まず「過去」です。
これは、過去の出来事に、
「あの時、もしこうしていたら・・・」
というのは、よく考えることだと思います。
そのように考えることも大切ですが、長く留まらないことが大事だと考えています。
「過去」は変えられません。
「過去」の「選択」も変えられません。
「過去」から時間が経っている「今」。「こうしていたら・・・」と考えることはナンセンスです。
もちろん「ナンセンス」で簡単に片づけられないこともあるかと思いますが。
それより、「これからどうしていくか?」と「今」、「未来」を考えていったほうがよほど有意義です。
少し話がズレましたが、「こうしていたら・・・」を「手放す」ことが大切です。
さらに言うと、その「過去」自体を手放すことができたなら、もっと良いのではないかと思います。
次に「未来」です。
何かのために「行動」する「選択肢」はいくつかあります。
自分が「これ!」と決めたら、その他の選択肢は「手放す」ことです。
「えいやー!」という感じです。(← ここが「勇気」と似ています)
「選択」に迷うということは、どの選択肢も捨てきれないと考えているということです。
「先延ばし」の原因にもなります。
「直感」で決めた選択以外は、あえて「手放す」のです。
あえて「手放す」意味は、過去に似ていますが、
決めた選択以外を、
「これをしたらどうだろう?」
「あれをしたらどうだろう?」
と考えることもナンセンスだということです。
のちに決めた選択がうまくいかなかった時に、別の選択肢を試すチャンスがあるかもしれません。
でもそれは心に留めておく程度でよいことで、選択の時点で「他をしていたらどうだろう?」と考える必要はないのです。
選択した以外のことは、「行動」しません。
「行動」しないので、どんな結果になるかはわからないのです。
あえて「手放す」、「選択する」ということが大切です。
この「取捨選択」の積み重ねはとても大事です。
積み重ねていくことで自分なりの判断の基準がわかってきます。(場数を踏めば、ですね。)
「取捨選択」が早くなることで、早く新しい「行動」に移れます。
自分に「責任」が持てるようになります。
「自信」がつきます。
「覚悟」が決まります。
そして何よりものちに経験値という糧になります。
何回か書いていますが、私は、この「ケリ」をつけていくことが非常に重要だと思っています。
「過去」を引きずっていくと重たくなります。
私自身も介護をしていた時に、頭がパンパンになってしまい、先延ばししたり、「ケリ」をつけられないことがたくさんありました。その時の状況によって「サクサク」進められない時もあります。私も介護が終わってから徐々に片づけられるようになりました。まだできていないこともあります。これから少しずつ片づけていきます。
「できることからやっていく」というのも1つ方法です。
小さなできそうなことから「行動」することで片づけていく。
これを行うだけでも、小さなことは間違いなく解決し、「考えること」が減ります。
少しでも頭をクリアにすることができます。
「行動する」ために必要なことは、
① 直感
② 勇気
③ 手放す
です。
少しでも参考になりましたら幸いです。
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