前回まで長く「運」にまつわる内容をお伝えしていましたが、今回から目標達成などについて書いていきます。
あなたは、「目標」という言葉のイメージをどのように感じていますか?
会社では、自身に目標が設定されますね。
「目標」から「目標達成」をイメージして、「達成できないもの」と思っていませんか?
目標にポジティブな意味付けをしている人は少ないかと思います。
「目標は達成できないもの」という思い込みがあります。
自己啓発の祖といわれるナポレオン・ヒルの著書「成功哲学」(きこ書房」によれば、「人は何回チャレンジしたらあきらめるか」という調査を3万人の男女にしたところ、なんと平均で1回以下という驚くべき結果が出たとあります。
つまり、ほとんどの人はチャレンジ(行動)する前にあきらめているということになります。
また、アンソニー・ロビンズのトレーニングでは、「夢の平均寿命は0.2秒だ」ということです。
0.2秒というのは、はかないですね。
それくらい、多くの人は「これをやりたい」と思っただけで、行動をせずにあきらめてしまうのです。
本来、「自分はできない」というのは、確固たる事実ではなく単なる思いつきにすぎません。しかし、その思いつきに「できなかったという過去記憶」が加わってしまうと、強化されて「できないだろう」という思い込みになってしまうのです。
「過去にできなかったから今回も無理かもしれない」と考えてしまうと、「できないという思い込み」を作ってしまうことになります。
以前、お伝えしたように、「うまくいかなかったことから学べることは何だろう?」と原因を解明することに使えば、その事実は次のステップへ進むのに役立ちます。
視点を変えることが重要です。
アンソニー・ロビンズは言っています。
「人がとっている行動を作っているのはその人の思考ではなく、その人の感情である」と。
行動を決定するのはその人の能力でもなければ、意思や思考でもない。その人の感情の状態。
あくまで「感情」なのです。
必要なのはその場でもっともパフォーマンスが高まるような感情をデザインするということです。
苦しい感情のまま我慢して行動していると、本人はがんばっているつもりでもやる気は減るし、パフォーマンスは下がってしまいます。
プラスの感情で努力を積み重ねたときとマイナスの感情を積み重ねた時の差は、やがてとてつもなく大きな差になります。
苦しまずに達成するためには、感情を味方につけるのがベストな方法です。
この目標を達成したら、自分はどんな感情になっているかを先取りします。
達成できたら、晴れやかな気分になっていることでしょう。
達成感を感じ、充実した気分に満たされることでしょう。
その感情をイメージして取り組むとワクワク楽しみながら行動することができ、「ラクに」目標達成ができます。
目標達成は苦しいというイメージを払拭してみませんか?
肝は、「感情」です。
「いい感情」を味方につけることを習慣化してみましょう!
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