前回は「人は圧倒的に過去に捉われている」ことを書きました。
「過去」は「出来事」、「事象」、「事実」です。
人は、「過去」をどのように捉えているのでしょうか?
本当の「出来事」や「事実」であれば、その内容は、いわゆる「報告書」のような内容になります。
人が思っている過去は、「報告書」のような事実ではありません。
それでは、「報告書」の内容、客観的事実にプラスして何が加わっているのでしょうか?
予想がついている方もいらっしゃるかと思います。
それは、ずばり「感情」。
人は、出来事に「感情」を意味付けしているのです。
例えば、過去の出来事を何か思い出してみてください。
出来事と共に「感情」が入っていませんか。
ほぼ全てと言っていいぐらい「感情」です。
「感情」がもれなくついています。
そして、その「感情」がやっかいで、多くの場合は、感情を思い出して、気分が落ち込んだり、悲しくなったり、つらくなったりします。
逆に「快」な感情、「喜び」だったり「うれしさ」であれば、思い出すだけで、穏やかな気持ちになったり、自然と笑顔になったり、もっといい気分だと「ニヤニヤ」したりできます。
「過去」は、「感情」に支配されています。
たかが感情。されど感情。
人は、とても感情に左右される生き物です。
感情次第で、瞬時にやる気を無くすことにもなりますし、モチベーションを上げることもできます。
喜怒哀楽を表現できるのは、人間だけだといわれています。(一部、サルなどもできるといわれていますが)
これだけいろいろな感情を感じることができる、表現ができるのは人間だけです。
脳の進化によってなせることなのですが、感情を取り扱うことはとても難しいです。
「カウンセラー」の職業があるように、感情の取り扱いは、人にとってきわめて重要なテーマです。
大きく分けて感情は、「ネガティブ」と「ポジティブ」があります。
保っていたい感情は、当然、「ポジティブ」です。
「ハイテンション」ではなく、落ち着いた「ポジティブ」です。
「ハイテンション」過ぎても、感情の落差が激しくなってしまうので注意です。
少しズレてしまいましたが、過去にはネガティブな感情がつけられていることが多いです。
ゆえに人は悩みます。落ち込みます。
ネガティブな感情が長く続くと「うつ病を発症する可能性があります。
過去の私もそうでした。
ずっとずっと同じことを考えて、ループして、悩み過ぎて、眠れなくなり、うつ病を発症しました。
今回のキーワードは、「感情」です。
これは、とても重要なことなので、覚えておいてくださいね。(^^)
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